2018年,読んでよかった本3選
今年私が読んだ本から。
- 寺田寅彦『柿の種』(岩波文庫)
- 寺田寅彦が俳句雑誌に連載していた小文をまとめたもの。一篇一篇筆者のセンスが遺憾なく発揮されているが,感覚から出た言葉に対してへんな理屈を付けずに文を収めているのがたいへんよい。青空文庫にも所収。
- 安田弘之『ちひろさん』(秋田書店A.L.C. DX)
- ポッドキャスト「Rebuild」でおすすめされていた漫画。ちひろさんの完璧な生き方が清々しい。
- ヨコイエミ『カフェでカフィを』(集英社マーガレットコミックス)
- こちらは徹底して日常系,ディテールがどこまでも良い。作者は寡作だそうだが,続編が楽しみだ。
今年はライトな本に偏った。ま,こういう年もある。