アナログな道具

アナログな道具っていいよなとよく思うようになった。ノスタルジーで言っているわけはなく,簡単に使えるから。

例えば体重計。目盛りがぐるぐる回る方式のやつ。電源を入れる操作もいらないし電池交換の手間もない。ただ乗るだけ。楽だ。

例えば温湿度計。アナログ時計と同じで,針で表示されているとパッと見て把握しやすい。不必要に詳細でないのも良い。

例えばキッチンタイマー。回して手を離すとジリジリ言って時間を測るタイプのもの。ボタンをポチポチ押す必要もなく,回すという一操作だけでセット完了というのがしびれる。今は自宅にないけど次にタイマーを買い替えるときはアナログ式もいい。

キッチンタイマーではないけど,デロンギのオイルヒーターには15分刻みでオンオフするためのツメがついたアナログ式タイマーを持つものがあって面白い仕組みだなと思う。この機種は温度調節も1とか2とかよく分からない単位で書いてあるアバウトなサーモスタットである。

例えば珈琲ドリッパー。電動コーヒーメーカーというものもあるけど,今使っているoxoのオートドリップコーヒーメーカーはお湯を入れると良い感じに滴り落ちてくるような絶妙な穴が開いていて(本質的にはこの穴を売っているようなものだ),電気を使わないのにこんなに楽ができるのかと驚く。しかも簡単に洗える。