雑記 2019年4月

2019-04-01 (月)

昼前,5月からの新しい元号が公表された。忘れないうちに個人的な印象を記録しておくと,第一印象は「令」の字が意外でちょっとびっくり,そしてラ行で始まるのもそういえばあんまり聞いたことないな,と。典拠は万葉集で,国書由来なのに音はいかにも外来語なラ行音始まりというのが面白いと思った。命令の令ではなく令嬢の令なんだな。梅の花の歌ってのもナイス。一通りうんちくを読んで「令和」を眺めると,なんだか良い香りのする怜悧で洒落た元号のように見えてくる。一方で令の字に硬さと使役のニュアンスはどうしても感じてしまうところを,和でそれこそ中和してあやういバランスで成立しているようにも見える。

なんにせよ今回はみんな知ってる万葉集から採ったというのがえらいところである。システム屋としては和暦は悩みの種以外の何物でもないが,一方でこういうイベントがあると言語学徒の血が騒いでしまう。

2019-04-10 (水)

4月前半は1日くらいやたらと寒い日があるが今年は今日がそれだった。未明の方が気温が高くて,日中は3度くらい。

2019-04-12 (金)

以前よりも自社内にいることが増えた。やるべきことは意外と多い。

2019-04-13 (土)

PM試験の勉強が超絶面倒くさいがやらなければならないので先月からやっている。午後問題は国語の問題みたいなものだから午前の対策をちゃんとやった方がよい。

玄米というものを買って初めて炊いてみた。うまい。これからは玄米にしよう。白米のようにふっくら炊けるタイプのやつだったが,別にふっくらしてなくてもいいので次は違うのを買ってみよう。

2019-04-14 (日)

2段階認証のアプリ,いままでIIJ SmartKeyを使っていたが,Microsoft Authenticatorに変えた。ワンタイムパスワードを見るのにサービス名をいちいちタップで選ぶのが地味にけっこう手間だったため。IIJのアプリを使っていた理由は(Google Authenticatorと違って)QRコードを画像でバックアップできるからだが,MSのアプリはiCloudへのバックアップができるので問題なし。


少し久しぶりに泳いで体がほぐれた。

2019-04-21 (日)

なんとなく風邪気味の中,プロジェクトマネージャ試験を受けた。午後IIの論文でとにかく手が痛くなった。そのあと市議選の投票。

2019-04-22 (月)

昨日から右目に違和感があったがどうもものもらいのようなので近所の眼科に行った。できものを細い針で潰してくれた。ものもらいは市販薬もあるようだが医者にかかればこういう処置もしてくれるので治りは早いのだろう。薬は目薬2種類と塗り薬。

2019-04-27 (土)

10連休初日。

昔は災厄があったら元号を変えたそうだが,現代でも改元で世の中やたらと祝賀ムードになっており,日本全国の人心が(勝手に)一新されている。昔も今も変わらないんだなと思う。名付けの威力である。

2019-04-28 (日)

新宿の紀伊國屋で岩波文庫の『徒然草』を買った。徒然草はやはり面白いので寝る前にでも読むことにする。文庫でいくつか出ているのを比べたが,やや古いながら岩波文庫がいちばん文字組が綺麗だ。大きめの原文に対して注のバランスが絶妙。

2019-04-29 (月)

帰省。お土産の種類が豊富な東京駅から帰ったが,選ぶのに時間がかかってしまった。とにかくごった返していてうんざりした。茅乃舎のだしを買おうとしたが長蛇の列で諦めた。あまり迷う暇もなく買った鮭といくらの駅弁がそれほど塩気もきつくなく美味かったのが収穫だ。

2019-04-30 (火)

こうの史代『ぼおるぺん古事記』(平凡社)既刊3巻読了。隅から隅までファンタジーで最高だ。古語の簡潔さはしびれる。知らない言葉ばかりだが精選版日国を見るとちゃんと載っていて偉い。三種の神器の話も出てきたが,折しも改元で次代天皇に引き継がれるのであった。