雑記 2016年9月

2016-09-01 (木)

今日気付いたんだが,InstagramはFacebook傘下なのに本名どころかニックネームもなくて潔くIDだけだ。一応,自分のページにはなまえを表示できるけど。IDオンリーもさっぱりしていいもんだ。Facebookは元々苦手でROMに近い状態だが,「コメントとかいいねに本名がずらずら並ぶのがヘビー」ってのが苦手要因のひとつな気がする(実名主義云々ではなくて見た目の問題)。知らない人の本名を大量に目にするのは疲れる。見知らぬ誰かはもう少し見知らぬ誰かっぽい見え方がいい。

知らない人の本名がいきなり分かる状態は「デスノート」の死神の目みたいだと思ったがさすがにたとえが悪い。

2016-09-02 (金)

たまに行くジャズバーに今日も行ったのだが,どうもこの店は客層が好みに合わないことが分かったのでしばらく行くのをやめることにした。

2016-09-03 (土)

扉付き本棚がほしい。オープンな本棚に本を置いてみすみす劣化させるのがちょっといやだ。


新宿にて「ゴーストバスターズ」鑑賞。よかった。とくにケイト・マッキノンは怪演って感じだった。前作を踏まえた場面がたくさんあって,第1作(1984)を予習しておいた甲斐があった。3Dの映画というのも今回初めて観たが,面白いな,技術の進歩はすごい。字幕版で観たんだけど吹き替えのメンツが気になっている(友近,渡辺直美とか)。スピーディーな展開なので吹き替えの方がストレスなく観られるかも,とも思う。

2016-09-05 (月)

iPhoneのカバーを買った。ELECOMのPM-A15UPCRという型番。カバーをつけると携帯を手に持ったときになんとなく間接的でむずがゆいというか,隔靴掻痒の感があるのが嫌で,今までiPhoneはほぼ一貫して裸のまま使っていた。ところが6sは幅広かつ背面がサラサラした金属で,いつも落としそうで怖いのでやむを得ずカバー装着に踏み切った。

本革製でカード入れとストラップのあるRAKUNIというケースを見つけてしばらく悩んでいたが,結局求めるものは滑りにくさ(要は摩擦係数!)だけであって,ポケットの出し入れも考えるとなるべく厚みが増さないのがいいなぁと思うに至った。Apple純正のシリコーンケースも候補に挙がったが,店頭で試したらプラスチックでちょうどよかった(シリコンは試していない)。見た目も涼しげだし満足だ。

2016-09-06 (火)

眞鍋かをり『世界をひとりで歩いてみた―女30にして旅に目覚める』(祥伝社)読了。あんまり私らしくないが,以前からなんとなく気になっていた本。さすがブログの女王,すらすら読める。写真はみんなiPhoneのカメラ,表紙の怪しい写真に至ってはガラケーのカメラで撮ったらしい。そんな簡易な道具でも本が書けてしまうんだなー。攻めすぎの旅程もいい。

ひとりで泊まってやろうじゃないか! そのハネムーンスイートとやらに!(第3章)

2016-09-10 (土)

下高井戸シネマにて「海よりもまだ深く」鑑賞。是枝裕和監督。樹木希林が面白い。小林聡美もいい。必要以上に深刻になりすぎない作りがいいと思った。初めて行った映画館だが,座席がちょっと疲れる角度だったのが残念。

大学に入ってすぐの頃に住んでいたアパートは下高井戸という住所だったが,下高井戸駅は遠かったのでこの界隈には縁がなかった。少し散歩してみた。

実家のレコードのデジタル化第2弾(お盆に収録したもの)の整理が完了。トータルで1枚あたり2時間くらいかかってるんじゃないだろうか。何のためにやってるのかだんだん分からなくなってきた。まあいいか。

2016-09-18 (日)

目白にて,「黄金のコメディフェスティバル2016」鑑賞。最近贔屓にしている「アナログスイッチ」が出演するパート。今回も面白かった。他にもう1グループ出ていたが,こちらは好みに合わず残念だった。

2016-09-19 (月)

以前,南側の隣は平屋のゆったりした感じの家で,境には木が植わっていた。空が広く見えてけっこういい眺めだった。2,3年前にその敷地は2軒の2階建てに建て替えられて,子供のいる家庭が引っ越してきたようなのだが,眺めがイマイチになったのはまあ仕方ないとして,子供の遊ぶ声や玄関先の立ち話が建物に反射してやたらに響き渡るのには閉口している。当人たちは気にならないんだろうか。最近の戸建ての家は形が単純というか,周囲が平らな壁でのっぺりと包まれていて,音が響きやすいのかもしれない。

それにしても人口が過密だよなあ。子供の声を騒音扱いすることには議論があるけど,そもそもこんなに過密に人が住んでいたら何だって騒音なのであって,子供の声がどうこうという問題ではないと思う。

写真は以前の眺め。

2016-09-22 (木)

すみだトリフォニーホールにて,東京アマデウス管弦楽団 第84回演奏会の本番。やや強い雨だったが1100人を超えるお客さんでありがたかった。個人的には初のショスタコーヴィチ9番1stトロンボーンという記念すべき乗り番。これまでの練習で大した失敗もなかったので本番に限ってなんかあるのではないかと少々びくびくしていたが,なんとか大過なくできてほっとした。チャイコフスキー4番は最終盤の盛り上がりに若干ついていけなかった。

打ち上げに向かう途中に通った錦糸公園はポケモントレーナーがたくさんいた。

2016-09-25 (日)

D.A.ノーマン,岡本明ほか訳『誰のためのデザイン? 増補・改訂版』(新曜社)半分斜め読みで読了。初版は既読。全体としては初版より内容が増えたが,具体例は結構ばっさり削られていた。古いものが多いせいだろう。個人的にちょっと気に入っていた原子力発電所のコントロールスイッチの写真も消えていた。その代わりスマートフォンの例など現代的な話がそれなりに追加されていて,おお,と思ったが,それ以上に抽象的な議論が増えていた。特に第3章と第5章は整理されていない印象で,読んでいてつらい。本文デザインもいまひとつで,初版に比べて見出しのレベルづけが分かりにくくなっている。デザインの本としてこれはどうなんだろうか。

未読の人に初版と増補・改訂版のどちらを勧めようかと考えると,悩んでしまう。内容が新しい後者が順当なんだろうけど,話が長い。具体例が多くて面白いのは前者。

それにしても『誰のためのデザイン?』というのはいい邦題だなと思う。原題 The Design(元はPsychology) of Everyday Things よりずっといいじゃないか。シンプルだし,本書で言いたいことの本質を突いている。誰のため,の答えは「ユーザのため」ということになるのだろう。


Moneytreeを使い始めた。すごく便利だ。