雑記 2016年4月

2016-04-01 (金)

なんか人生の解像度が悪い意味で高すぎるんだよな。どうでもいいことばっかり気にしている。構成要素が少なすぎるんだと思う。もうちょっといろいろ詰め込んでざっくり生きればいい。


行きつけの店は鰻の寝床のような店構えで多人数の集団が入らないので,4月1日金曜日みたいな特異な日はむしろ空いている。

2016-04-02 (土)

花曇り。

2016-04-03 (日)

王子にて,カミグセ《隣の芝生の気も知らないで》鑑賞。昨日たまたま知った芝居公演。太宰治の「女生徒」が原案だというので読みながら行ったが,だいぶ強烈な小説だった。芝居の方も負けず劣らず女生徒感が炸裂。棒読み風の台詞回しはあまり好みではないが,ちょっとドキドキする演出でなかなか攻めてるなと思った。面白いものを観た。

駅の近くで少しだけ桜見物。


平凡社STANDARD BOOKS『寺田寅彦 科学者とあたま』読了。寺田寅彦の文章は初めて読んだが,理系とアートの融合という感じで実にすばらしい。岩波文庫から出ている『柿の種』も買った。

2016-04-10 (日)

池袋にて,マーラー8番の練習の代奏。1stパートだったのでさすがに少々さらって行った。面白かった。本番も聴きに行くことにした。

2016-04-13 (水)

平岡和幸・堀玄『プログラミングのための確率統計』(オーム社)読了。細かい途中計算は流し読みしたので理解度はそれなり。『~線形代数』よりも仕事で身近な話が多かった。相変わらず説明も超うまい。折に触れて見返すかもしれないので紙媒体の方がよかったかな。

ものの見方を変える話はわくわくしませんか? 自分が今まで持っていたイメージと全然違う考え方を要求されたら、もちろん疲れるしまどろっこしい思いをします。でもそれを乗り越えて新しい景色が見えたときには、足をばたばたさせたくなるほど爽快な気分が味わえるはずです。(p.4)

2016-04-14 (木)

太宰治『女生徒』読了。太宰の女子力,なかなか高度だ。

2016-04-15 (金)

新宿,神楽坂,新宿三丁目で飲んだくれる。積もる話,考え事のはかどる音楽,バラライカ,X-Y-Z。

2016-04-20 (水)

Venkat Subramaniam “Pragmatic Scala” 読了。とあるブログ記事で紹介されていたのがきっかけで読んだ。説明があっさりしていて良い本だと思った。私にとって初めてのScala体験。文法はところどころ首をかしげたくなるが,コードが短いのはいい。Rubyと似ているところも結構ある。はじめのうち電子版で読んでいたが,あちこちめくるのが大変で紙版を買い直してしまった。中身の印刷の品質があまりよろしくなくて残念。でも表紙が綺麗なので愛着がわいた。版元のPragmatic Bookshelfの技術書はほかにも表紙が小粋なのが結構あっていいなあと思う。

2016-04-23 (土)

岸本佐知子『なんらかの事情』(ちくま文庫)読了。相変わらずの面白さ。

2016-04-29 (金)

豊洲にてオルケストラ・クラシカの初合奏。モーツァルト《戴冠ミサ》,シベリウス《フィンランディア》,どちらも楽しい。昼は以前飲みに行った中華の店へ。ランチの定食を頼んだら3分くらいで出てきてびっくりした。

TBSドラマ「重版出来!」が大変よくて,過去分もオンデマンドで観てしまった。黒木華,荒川良々,オダギリジョー,松重豊という味のあるキャストが素晴らしく,演技の「間」も絶妙。

2016-04-30 (土)

帰省。微妙な日取りだったからか,新幹線が案外空いていた。